ExplorerPatcherのインストール
いまのところExplorerPatcherを入れるくらいしか手がないですかね(以前から使用されていたかたも24H2へのアップグレードの際にいったんアンインストールしないといけないようです)。
ExplorerPatcherはWindows 10/11対応のデスクトップをカスタマイズするツールです(※なおExplorerPatcherを使用して生じたトラブルについては当方ではいっさい責任はとれませんのでご了承ください)。
ダウンロードは上記リンク先ページの右側にある「Releases」から最新バージョン(Latest)のダウンロードページに移動してください。

ページの下にファイル一覧があるので該当するものをダウンロードしてください。

ところがこのソフト、Microsoftはお気に召さないみたいで、ダウンロードやインストールをしようとすると全力で阻止してくることがあります。通常は大丈夫だと思いますが、もしもダウンロードがブロックされたら右側の「・・・」から無理やり保存しましょう(Edgeの場合。ChromeやFirefoxでも似たようなやり方でできると思います)。

インストールも普通にできると思いますが、かりにWindows Defenderがゴチャゴチャ言ってきてインストールできない場合はいったんWindows Defenderを一時停止してからインストールしましょう。
一時停止のしかたは、「Windowsの設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「設定の管理」を開き、「リアルタイム保護」をオフにします(※Windowsのバージョンによっては細かな表記や項目の位置が若干異なるかもしれません。以下同)。なお、すべての設定が終わったらオンに戻しておきましょう。
無事インストールができたらダウンロードページの説明どおりにWindows DefenderからExplorerPatcher関連のフォルダーやファイルを除外しましょう。
具体的には、「Windowsの設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「Windowsセキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「設定の管理」→「除外の追加または削除」から以下の5つを追加します。
- C:\Program Files\ExplorerPatcher (フォルダー)
- C:\Windows\dxgi.dll (ファイル)
- C:\Windows\SystemApps\Microsoft.Windows.StartMenuExperienceHost_cw5n1h2txyewy (フォルダー)
- C:\Windows\SystemApps\ShellExperienceHost_cw5n1h2txyewy (フォルダー)
- C:\ユーザー\<あなたのユーザー名>\AppData\Roaming\ExplorerPatcher (フォルダー)
- ※「AppData」はデフォルトだと隠しフォルダーになっていて見えないので、以下の3つのうち、いずれかの方法で対処します。
- 「C:\ユーザー\<あなたのユーザー名>」まで移動したのち、アドレス欄の末尾に\AppDataを直打ちしてEnterキーを押す。するとAppDataフォルダーに入れるので、あとは「Roaming」→「ExplorerPatcher」と移動する(もちろん「\AppData\Roaming\ExplorerPatcher」をコピペでもOK)。
- 隠しフォルダーの設定を解除する。
- 「除外の追加」→「フォルダー」を開き、「フォルダー:」の入力欄に「%APPDATA%\ExplorerPatcher」と入力もしくはコピペして「フォルダーの選択」ボタンを押す。
- ※「AppData」はデフォルトだと隠しフォルダーになっていて見えないので、以下の3つのうち、いずれかの方法で対処します。

上記5つを除外できたら、タスクバー上でマウスを右クリックし、出てきたメニューから「プロパティ」を選びます。

プロパティが開いたら「タスク バーのスタイル」のプルダウンから「Windows 10 (ExplorerPatcher)」を選び、左下の「エクスプローラーを再起動」でエクスプローラーを再起動します。

すると無事に「Quick Launch」と「TClock-Win10」が使えるようになると思います(2024年12月現在)。
でも、この解決法もはたしていつまでもつことやら……。
Quick Launch(ツールバー)の設置方法
Quick Launch(ツールバー)の設置方法についてはググればいくらでも出てくるので、ここでは簡単に説明するにとどめます。
まずはタスクバーで右クリックして「ツールバー」→「新規ツールバー」を開き、「フォルダー:」の入力欄に「shell:quick launch」と入力して「フォルダーの選択」をクリックします(※実際のフォルダーの場所は「C:\ユーザー(Users)\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch」になります)。

(※ちなみにフォルダーの名前は何でもいいですし、どこでも自由に作って指定できます)
それからタスクバーを右クリックして、「タスクバーを固定する」のチェックを外します。
最後にタスクバーに表示された「Quick Launch」を右クリックして「ボタン名の表示」と「タイトルの表示」のチェックを外します。
あとはQuick Launchを好きなところに移動してください。
【2025/09/04追記】
2025/09/04現在、Windows 11を最新バージョン(26100.5074)にアップデートすると、一部の端末でQuick Launch(ツールバー)の「>>」を押しても、非表示アイコンの展開ができなくなる不具合が発生しているようです。ただし、タスクマネージャーを開いた状態だとなぜか展開が可能らしいので、正式な対応がなされるまではそれで回避しましょう。タスクマネージャーのウィンドウが開いているのが鬱陶しいなら、タスクマネージャーの左下のオプションから「最小化時に隠す」をチェックして、最小化ボタンで隠しましょう。
toolbars in taskbar don't open any more since WinUpdate (26100.5074)
→※プレリリースバージョン(26100.4946.69.2)で修正されたかもしれません(未確認)。試したいかたはEPの「オプション」→「アップデート」で「プレリリースのバージョンを含める」にチェックを入れてから「アップデートを確認」してみてください(2025/09/15現在)。
【追記ここまで】