アトピー患者の手湿疹対策

アトピー患者の手湿疹対策 健康

こんにちは、箱庭皇帝です。

本日はできてしまうと非常にやっかいな手湿疹についてです。

手にできる皮膚炎は手強い

本来手の皮膚はとても丈夫なのですが、食器洗いや金銭を素手で扱ったりするなどを頻繁に繰り返すことで手荒れが発生し、それが悪化することでアトピーをはじめとする各種の皮膚炎(手湿疹)を引き起こします。

手湿疹は汗疱などひどい痒みを伴うことも多く、また一度なってしまうとなかなか治りません。よって手荒れ対策はとにかく予防が重要です。

手湿疹の予防法

手湿疹の予防法はおもに次の3つになります。

  • 刺激物を扱うときにはなるべく手袋を使うこと
  • 石鹸や洗剤は低刺激のものを使うこと
  • 手の乾燥や手荒れの兆候を感じたらその都度保湿剤を使うこと

以下、それぞれについて具体的に見ていきます。

手袋

手袋については、科学実験用の薄いゴム手袋がおすすめです。ただし私のように天然ゴムにアレルギーがあったり、ゴム手袋のパウダーにかぶれてしまう人は、合成ゴム製かつパウダーフリーのものを選びましょう。

私自身は現時点で以下の商品を使っています。

ショーワグローブ ニトリスト・タフ パウダーフリー

基本的に破れるまで何度も使えるので、100枚入りのを買えば2年くらいはもつでしょう。

石鹸や洗剤

一般に石鹸については弱酸性のものがいいと言われていますし、私も実際に使ってみてそう思います。

私自身は現在、ビオレu 薬用泡ハンドソープを無印良品のPET詰替ボトル・泡タイプに入れて使用していますが、探せばもっと低刺激でいい石鹸が見つかるかもしれません(キュレル 泡ハンドウォッシュとかのほうがいいかも)。

【2023年7月追記】

現在私はロート製薬 ケアセラベビー 泡の高保湿 ボディウォッシュPET詰替ボトル・泡タイプに入れて使用しています。これもおすすめです。いずれにせよ、弱酸性の泡タイプを使うのが肝です。

【追記ここまで】

食器洗いの洗剤についてですが、基本は先述のゴム手袋を付けて洗うべきですが、ときには面倒くさいので素手でちゃっちゃと洗いたいときもあるでしょう。そういう場合に備えて、食器用洗剤は絶対に低刺激をうたったものを選びましょう。これは実際に試してみて驚いたのですが、いわゆる普通の食器用洗剤と低刺激のものとでは肌へのストレスが明確に異なります。もしいま普通の洗剤を使っていて手荒れに悩んでいるならば、すぐにでも変えることをおすすめします。

私自身は以下の商品を使っています。

キュキュット ハンドマイルド

低刺激の洗剤は各種メーカーからいろいろ発売されていますので、気に入ったのを選べばいいと思います。

保湿剤

元来敏感肌の人に合う保湿剤選びはとても難しいのですが、手に関しては比較的どのハンドクリームを使ってもそれ自体でかぶれを引き起こすというのは少ないようです。ここではむかし皮膚科の先生に勧められた

カシー ボザール マニュアン ハンドクリーム(ハンドトリートメント)

を、紹介しておきます。癖がないので多くの人が問題なく使用できると思います。

手湿疹を発症してしまったら

頭皮の皮膚炎と同じく、非常にやっかいなことが多いです。積極的治療として一般的なのはいわゆる密封療法でしょう。とにかく治すと決めたら一気にケリをつける心意気で、強めのステロイドをたっぷりと患部に密着させることが重要です。密封療法ができない環境にある場合は、強めのステロイドをできれば1日4回以上塗るのが望ましいでしょう。しかしながらそれで治ったと思っても少し経つと再発してしまうケースは少なくありません。いっぽうで長いこと悩んでいたのに、気がついたらいつの間にか治っていたということもよくあります。

これはおそらく慢性化した手湿疹の症状には、睡眠不足とか、体力が低下しているとか、皮膚以外の要因が絡んでいることが多いからでしょう。それゆえどんな治療よりもまずは規則正しい生活を心がけることが重要と言えるかもしれません。

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